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正しいM&A戦略について
ハコを買うのかヒトを買うのか? 結婚するのか同棲するのか?


大企業のみならず、中小企業もM&A戦略を真剣に考える時代になりました。
今までは、後継者難により被買収者として他の企業への売却を検討する側でしたが、今後は経営のスピードを
重視して、買収側に転じる企業も増えていくことでしょう。

以下について、あなたはご自分の会社に置き換えて、買収者または被買収者の立場からお読みください。


ハコを買うのかヒトを買うのか

最近のM&Aに関して、何のための買収なのか首を傾げたくなるような案件が多いのが現状です。
対象企業のブランドが欲しいのか、技術が欲しいのか、設備が欲しいのか、ビジネスプロセスが欲しいのか・・・

しかし、よく考えてみてください。

中小企業の有している技術や設備などは、会社という“ハコ”を買収しても無意味です。
何故なら、技術に優れている会社の特徴は、人的な技術集約の世界です。
技術を持った主要な人材は、ほとんどの場合、M&Aをきっかけに流出してしまいます。
そうなると、残るは会社や設備という“ハコ”だけで、肝心の中身は空っぽです。
高い買収代金を支払って、ハコだけを買うことになります。

その会社の技術が欲しいのであれば、“ヒト”を買って、環境の良い“ハコ”を提供してあげる必要があります。
被買収者にとっては、裏を返せば、“ハコ”だけ高く評価させることによって、「焦土化作戦」にも似た最大の防御策
として活用することも可能です。



■ 結婚するのか同棲するのか

我々は、現在のM&Aを「お見合いの国際結婚」と表現しています。

お見合い結婚では、相手のプロフィールを見て事前に相手の人格や価値などを把握し、仕組まれた数回のデート
によって結婚を決めることが多いでしょう。しかし、育った環境が異なれば、まして相手が外国人であれば、その文化の
違いに驚くことでしょう。そして、お見合いの時点では、相手の長所のみを捜して結婚しますが、一緒に暮らし始めた
その日から、相手の欠点が目に付くようになります。
同じ屋根の下に暮らしても、コミュニケーションがなくなり、そしていつかは離婚・・・

同じことがM&Aにおいて頻繁におきています。

買収前の企業の資産価値評価において、相手の長所や自分との補完関係を考え、夢のようなシナリオを描きます。
しかし、いざ一緒に仕事をすると、お互いに気を遣う過程が過ぎ、その企業文化の違いから、お互いが権利主張を
するようになります。
そうなると、補完どころか足の引っ張り合いが始まります。


相手の欠点や文化の違いも見据えて、それでも一緒になるメリットは何なのか?
明確な戦略を描くことができなければ、単に時間をカネで買うような安易なM&Aは全て失敗します。


気の向いた相手と刺激をし合いたい、よりよい補完関係を手軽に築きたい・・・
のであれば、結婚を考える前に“同棲”を考えてみてください。
“同棲”とは、資本関係が差ほどからまない、「戦略的提携」のことです。
共同開発、共同仕入れ、相互製品販売、共同物流・・・などが“同棲”にあたります。
“同棲”には、戸籍も関係なければ、多額な結婚費用もかかりません。
最低限の相手のプライバシーも尊重されるでしょう。

同棲してみて、本当にお互いの人格、文化を尊重でき、相互補完できるような相手だったら、真剣に結婚を考えても
全く遅くはありません。 さもなくば、すぐに別れれば良いのですから。




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