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事業多角化について

  
点から線へ、そして面へと

あなたの会社が、主軸となる事業や製品を持っているとします。新規事業や新規製品・サービスを
企画開発するときに、既存事業との関係をどう考えますか?

多角化の本来のメリットは、事業の分散により失敗のリスクを回避することです。
類似した事業を2つも3つも営むことは、勢いのある時は大きな収益をあげますが、
不景気や競合出現などの環境変化などによっていっきに坂を転がり落ちます。
成功している時ほど、自分の足元が見えなくなり、冷静な判断ができなくなります。

このあたりは株式投資のポートフォリオと非常に良く似ています。

しかし、特に中小企業やベンチャー企業にとって、製品自体や市場・販路と無関連に多角化すると、
自社の経営資源をフル活用することにはならず、成長へのシナジー(相乗)効果を活かせなくなります。

そこで、下図の、既存事業の「製品」「市場」「販売促進」の各過程の中で、知識やノウハウ、情報、設備、
人員など何かが共有できないかを考えましょう。もしも、既存事業と新規事業の何かが共有化できれば、
点が線へとなりやがて事業の成長とともに、大きな未来像と夢を生み出す「面」へと進化していきます。

小企業といえども多角化に成功している成長企業は、この「面」をいくつも有しており、変革が迅速にできます。
これが、我々の考える「変革型シナジー」です。

ここで、間違ってはならないことは、共有化ありきで事業計画をスタートすると本末転倒で、
中途半端なものとなります。あくまで、事業の魅力とスピードを優先順位にしなければなりません。

    





事業多角化の方向性は?
 ニッチ戦略の前に検証すべきこと


いきなりニッチ市場を発掘して資金をつぎ込む前に、検証しなければなりません。
多くの経営者と接しているとこれが意外に見落とされていることが多いのです。

あなたの会社にはあなたが見落としている、優れた技術、品質管理、サービス、情報などが
埋もれていませんか?どんな小さな事でも「ここだけは他社に絶対に負けない」というものはありませんか?

たとえ、ボルト1本にしても、「寸法精度が高い」「軽量化できる」 「開発・生産スピードが早い」などで
他社に負けない部分があれば、関連製品への発展や新規市場の開拓の可能性が拓けるかもしれません。

このように、自社の得意部分を活かした多角化の考え方をまとめてみます。


◆水平型多角化
既存商品に対する顧客とほぼ同じタイプの顧客に、既存商品に関連した新しい商品を販売する場合。

◆垂直型多角化
生産・流通過程の川上(製造側)分野から川下(顧客側)分野に進出したり、その逆への進出です。
前者の例として、繊維メーカーが生地販売やアパレル部門に進出する場合。
後者の例として、飲食店運営が食材販売部門を設立したり、などです。


◆専門化型多角化
既存製品・サービスをとことん専門化して新たな商品、市場を切り拓いて成長していく場合。
集中型多角化とも呼ばれます。 
創業時は弱小町工場だったのが、専門化型多角化で大成長した企業は数え切れません。
京セラ:セラミック(陶器)→セラミックを利用した電子部品、旭硝子:ガラス→薄型TVパネル
などは有名な成功例です。

また、新潟県燕市の金属加工業者はその技術を認められ、米アップル社のiPodの表面加工を
請け負っていることも有名です。京都伝統の老舗金箔メーカーは、びょうぶなどの伝統工芸の金箔技術を、
携帯電話やパソコンのプリント基板の電解銅はく技術へ応用し、終わりのない成長を続けています。

この専門家型多角化はリスクが小さく、規模の小さな会社が大きく躍進できるチャンスでもあります。
専門化できる技術やノウハウを評価するのは顧客であり、あなたではありません。
良いと思い込んで、技術力に溺れてもいけませんし、あきらめて捨てられた技術の中にも潜在需要が
あるかもしれません。



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