100%安全確保の難しさ
まず、明確にしておきたいことは、トレーサビリティ(生産履歴)を100%明らかにすることは、野菜や肉などの無加工品では可能でも、加工原料が垂直分業化されている加工食品ではほぼ不可能に近いということです。
私たちの調査でこんな例がありました。有名なA社の製品で、乳製品代替品があります。「卵、牛乳、小麦、大豆、米は使用しておらず、それらを使用している製品とは完全分離した製造ラインでつくられている」と高らかに宣言しています。
ところが、着色料の成分を追求すると、野菜エキス以外にも、卵・乳エキスが使用されている可能性を発見し、メーカー側に問いただしても明確な回答ができる人間がいませんでした。
加工食品の場合、材料の仕入先の情報や資料が正しいという前提で企画が進みますが、多くの場合、仕入先の仕入先までは追求していません。なぜなら最終加工業者から原料メーカーまで複数の会社が複雑な流通経路を介して取引をしているからです。
原料メーカーは、自分のところの原料を重度のアレルギーのショック症状の方が購入するということは知るはずもありません。原料の一部に卵、乳由来の原料がわずかに入っていても、多数の原料の名前や一般名称(着色料の種類など)で片付けてしまう場合が多いのです。
つまり、製造メーカーの商品開発担当者ですら、すべての原料の成分を100%正確に把握しているわけではないということなのです。そうなると、お客様は不安に思われますし、販売する私たちも腰が引けてしまいます。
しかし、下記の2例を比較してみてください
(1)多くの通販の現状
乏しい原材料知識と情報開示の不足、社会的責任意識の低いメーカー
↓
紹介するだけか、誤った情報を付加する販売者
↓
正確な情報に興味がない顧客
(2)アレンタウンの目指す方針
十分な原材料知識と情報開示、社会的責任意識の高いメーカー
↓
そのメーカーを選定し、事実を伝える販売者
↓
正確な情報を求めている顧客
(2)のほうが、リスクがはるかに軽減されますし、リスク商品を食べる前に専門医と相談して、摂取量や食べ方を守れば事故の確率は非常に低くなります。
食物アレルギー対応食品&オーガニックコットン商品の通販トップへ