通販の「踊るコピー」に注意
'06年9月19日
「浄化計画」、「ムリせずすっきり」、「わたしの中のよからぬモノを~」、「脂肪を燃やそう」
どこかで聞いたセリフだと思います。最近のテレビCMで、医薬品でないのにもかかわらず、ダイエットなどの効果を連想させるため薬事法抵触の可能性があるとして、指導・警告をうけたものです。既にコピーを変更したCMもあります。
アレルギーやアトピーの商品類には特にこのようなケースが目立ちますが、ほとんどがネット通販のために、法の抜け穴になっています。東京都の調査によると、誇大表現など法令違反は88%にのぼり、多くはネット通販に横行しているとのこと。
特にアトピー対応の肌着や寝具などは、効果の実証の無い特殊加工など些細な特徴や、食品は微量な成分の違いを大きくとりあげて誇大広告しているサイトが目立ちます。もちろん商品に改善効果は無いのですが(効果が証明できれば当然、大手メーカーは医薬品として申請します)、やっかいなことに、これらの商品はとっても高額なのです。症状がひどくなったケースがたくさんありますが、ほとんどは「こんなに高かったのだから効くに違いない」と、自分を肯定してしまうことです。
健康食品やサプリメントでは、この傾向がどんどんエスカレートしています。大切なのは食生活のバランス感覚。都内で健康食品を展開する会社でさえ「サプリメントは規則正しい3食があってこそ生きる」と、サプリメントの過剰依存を戒めています。
(情報出所:日本経済新聞9月15日夕刊「生活コンシューマー」)
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