アレルギー対策商品の展示会、しかし・・・
'06年8月25日
年に数回、アレルギー対策関係の商品や健康商品の展示会があります。当社では、このような展示会で商品を決めることはまずありませんが、情報収集の一環として、一応参加しています。
とくに目立つのは、布団類の出品です。しかし、宣伝文句の割りに、深く追求すると実に曖昧な返答しか帰ってきません。例えば、「〇〇という繊維(化学繊維)が臨床試験の結果、アトピーの人の80%以上に効果があった」というので、「臨床試験の実施主体は?」「臨床試験の対象者の選定基準は?」「「臨床試験の母集団(試験実施の全体数)とその回収率は?」という基本的なことを聞いても、明確な返答が帰ってきません。
また、別の業者は「アトピーに効く画期的な特許を取得した」というので資料を見せてもらうと、英文でぎっしり書かれた資料。読んでみると日本の特許公開広報(特許申請をして審査を受けている段階)をわざわざ英文にして読みにくくしている状態。申請内容は、単なる製造方法の特許でした。
展示会に行くと、いつも10分もしないうちに帰ることになります。
アレルギー対策関係の市場は、売り手も消費者も、横のつながりが多いことが特徴です。しかし、入ってくる情報のほとんどは、よく追求すると、私たちにとっては信用できないものです。
私たちは、消費者の厳しい目の代表として、今後もあらゆる団体から距離を置き、“優良”といえるものと不明なものの境界を明確にする目を養っていきたいと思います。
紹介している商品類は、決してバラエティに富んだものではありませんが、当社のこのような方針をご指示いただける方がいらっしゃることを感謝しております。
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