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食物アレルギー対応、グルテンフリーの食パン用「小麦ゼロ米粉ミックス粉」販売サイト【アレンタウン】へようこそ

過去のコラム2

SNSなどの口コミ情報 活用していますか? 

2007年2月28日

最近、mixiに代表されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)での口コミ情報の威力はすごいものがあります。いろいろな趣味、嗜好、悩みなどを共有する方達がネット上でコミュニティをつくり、テーマに沿ってあらゆる書き込みが見られます。

また、通販サイトは、アフィリエイトだけではなく、ドロップ・シッピングなる、在庫の仕入をしないで商品紹介だけを行い、マージンを稼ぐ手法も増えてきました。

これらを活用することは消費者には非常に便利である反面、アレルギー関係の商品の場合は注意が必要です。

最近のSNSは多くの会員が匿名を使っているために、無責任な情報や書き込みが増えてることが問題となっています。また、広告会社が自分のブログに商品紹介だけをすれば1商品あたりに報酬を払う仕組みをつくっており、実際にその商品を使用しなくても、使用したフリをすれば報酬は払われます。そのような書き込みが広告会社1社あたりで数千件に達する場合もあるため、とても口コミ情報とはいえません。

食物アレルギーに関しては、SNSなどで除去メニューのレシピの紹介などとても参考になる情報もたくさんあります。また、「あそこのスーパーに○○が置いてあった」などの助かる情報もあります。

しかし、「○○というレトルト食品に入っている小麦粉成分は全く症状が出なかったから大丈夫そうです」 「医者に脱脂粉乳はいくら与えても大丈夫といわれた」などという情報は、その本人にはあてはまっても他人の症状とは無関係なので注意が必要です。

一方、アトピー性皮膚炎は個々に症状も原因も異なるものです。ある人が使って良かった商品が、他の方にも効くなどということはほとんどありません。

SNSや口コミサイトは、悩みを克服するための仲間意識の形成に役立ちます。ただし、そこからの情報を試してみることはあくまで慎重に行なってください。情報のアンテナを広げることは大事ですが、適切なものとそうでないものを選別することこそ重要です。

昨日のコラムの花粉対策健康食品パピラは、通販でも「91%の症状改善率」などと紹介されていました。アレルギー関係の商品では医学学会などのアンケートデータ以外は全て怪しいものと思ってください。都合の良い感想しか載せていない「お客様の声」などは、最初から疑いの目で見たほうが無難でしょう。


花粉症用健康食品 飲んで意識不明に

2007年2月27日

和歌山県の40代女性が、花粉症対策用の健康食品「パピラ」を飲んだ後に、全身にアレルギー反応が起こり気管が閉塞し、一時意識不明となった。

パピラは「化学物質を一切含まない」とのうたい文句でスギの若い雄芽を加工してカプセルに詰めたもの。「花粉症に効く」「91%の改善率」などと多くの通販サイトで販売されており、厚生労働省は薬事法違反の疑いがあるとして製造業者や通販サイトへの調査を開始した。女性は花粉症の既往歴があり、パピラを飲んだことでスギ花粉の抗原を摂取したことによるアレルギー反応が起きてしまった。幸いにも女性はその後意識を回復し、快方に向っているとのこと。
(日本経済新聞朝刊 2月27日記事より引用)

【編集者のあとがき】

季節柄、花粉症対策用品を販売している通販サイトが何と多いことか。ほとんどは医薬部外品ですが、サイト運営者がここぞとばかりに手当たり次第に商品をかき集め、サイト上に陳列しています。そして、製造業者や輸入業者からのセールストークの受け売りで効果をにおわすような文面で売られています。

問題点は販売側にもあり、その責任は大きいのです。まず医薬部外品は法的に、効果・効能を想像させるような文言を使ってはいけないこと。また、出所や業者が不明または信頼できない商品を疑いもなく販売していることです。

残念ながら、これは食物アレルギーやアトピー対応の商品を販売しているサイトにも見られる傾向なのです。


おこめ安心食品 新工場訪問

2007年2月26日

先週、私が立上げ企画に関わった群馬県の「イオン太田ショッピングセンター」の一画の商業施設・飲食店に行く途中に、お米パン製造でお馴染みのおこめ安心食品さんの新本社工場に立ち寄りました。

埼玉県深谷市の広大な土地に専用工場をつくり、全作業工程は完全に別々の部屋に分離されています。原材料の保管や器具洗浄、工場内への入退室管理など、危機管理方針のHACCPを基本とした厳重な管理体制が布かれており、以前の札幌工場から更に改善されていました。

同社社長からも、大手食品メーカーと同等の品質管理基準を目指すとの決意を聞き、そしてそれが確実に実践されているという事実を確認することができました。

(文: ㈱ソーコム代表 中丸宏志)

NHK教育 「すくすく子育て」

2007年2月17日

「もしかしてアレルギー?」の第2回目の放送がありました。今回もなかなか興味深い内容や、意外な調査結果などがありましたね。

今回の内容は、「アレルギー体質の方の発症に対する予防」でした。興味深かった内容として

  1. 親の食物アレルギーやアレルギー体質の内容がそのまま遺伝するという統計データはない。
  2. 母親が卵アレルギーだったからといって、離乳時期前などに卵を除去したりすることは、予防には効果がない。逆に、過度に制限すると逆効果になる事例も出ている。
  3. アトピー性皮膚炎にコットン100%が良いとは限らない。基本的には柔らかくてスベスベしていて肌への刺激が少ないものが良いが、化学薬品への反応がなければ化学繊維のほうが良い場合もある。
  4. 1歳未満の乳幼児や妊娠中の母親の生活環境について統計調査をした結果、
  • 犬やネコを2匹以上飼っているほうがアレルギー、花粉症ともに発症する確率が1/2である。
  • 欧州の調査では、家畜のような動物がいる環境に頻繁に出入りしている乳幼児は、周りの細菌が都会の100倍になるのに対して、アレルギーになる確率は1/5である。
  • 兄弟が上に2人以上いると、そうでない家庭と比較してアレルギーになる確率は1/2である。

ということで、国立成育医療センター研究所 免疫アレルギー研究所部長の斎藤博久氏は先週と同様に、「神経質にはならずに、適度な不衛生が最も好ましい」と結論づけられていました。

【編集者のあとがき】

皆様も、ご自分の判断や、ネット上のコミュニティからの情報、治療法などまで語っている違法な通販サイトなどでご判断されずに、やはり専門医と相談されて最適な予防策や治療法を行なうことが、一番の近道かと思います。他人の成功体験や、どこかで聞きかじった程度の情報は、非常に参考になるようでも、その反面、最も危険であることもご承知ください。   

2007年2月13日

2月10日と17日の2回にわたって放映される「もしかしてアレルギー?」の1回目はご覧になりましたか?ゲストに国立成育医療センター研究所 免疫アレルギー研究所部長の斎藤博久氏、 同センター皮膚科医長 佐々木りか子氏 を迎えてなかなか興味深い内容でした。テーマがアトピー性皮膚炎から食物アレルギーまで広範囲にわたっており、参考になることも多かったです。

特に興味深かったことは、

  • 乳児の約8割はアレルギー体質であるが、発症するかしないかはおおよそ3歳までの生活環境で決まってしまう
  • 赤ちゃんの周りの細菌が100倍あれば発症は約1/5に減るということがわかっている。

この結果から、適度に“不衛生”のほうが発症しにくいということであり、潔癖よりもある程度ずぼらな生活をしているほうがアレルギーが発症しにくいというものでした。また、この時期に抗菌グッズなどは逆効果となる可能性が高いということも指摘されていました。

また、お子さんが卵や牛乳など、特定のものに反応して皮膚アレルギーが生じても、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の原因は違うことが多く、分けて考えるべきだとのこと。親御さんで勝手に判断してアレルゲンの食物を除去する前に専門医に診てもらうことが大切のようです。

第2回目の放送は、アレルギー発症に対する予防がテーマです。

食品添加物

2007年2月1日

「この商品は無添加ですか?」といったご質問をよくいただきます。とくに小さなお子さんをお持ちの方はアレルゲン不使用と同時に重視されるようですね。 食物アレルギー対応の加工食品には、なかなか有機栽培された野菜を使用するなど商品は少ないのが現状です。特に有名企業の商品は、その原材料調達を考えるとなかなか難しいようです。

アレンタウンで扱っているアレルギー対応食品には、添加物を使用していないもの、または使用量が非常に少ない商品もたくさんございます。各商品説明ページにて、すべての原材料表示をしており、着色料、甘味料、香料、保存料、酸化防止剤などを使用している場合は明記しておりまので、是非ご参考にしてください。



量販店さん・・・ これでいいの?

2007年1月26日

先日、市場調査のために全国で約60店舗あるベビー用品の量販店に行ってきました。食品売り場の一角に「卵、乳、小麦粉などアレルギー物質をつかっていない食品」のコーナーが。早速探究心が芽生え、商品をチェックしていたところ、「おやっ?」。定番の商品の中に見慣れないものが・・・。

味の素㈱の「クノール それいけアンパンマン コーンクリーム」が置いてありました。これって違うのでは??

裏箱を見ると、当然ながら脱脂粉乳と、うきみにはクラッカーが使われていました。さっそく店舗には指摘をしましたが、アルバイトの主婦らしき担当はコトの重大さがわからない様子(味の素さんには電話をして伝えておきました)。よく今まで何もなかったなと思うとともに、他でもこのようなことは起き得るのだと感じました。皆様も店舗で購入する際は、原材料表示も十分ご確認ください。


食物アレルギー 表示違反・混入事例について

2007年1月23日

ご覧の皆様には少し怖い情報をお伝えします。厚生労働省や東京都福祉保険局のホームページでも公開されていますが、過去1年間の製造業者・販売業者の食物アレルギー表示違反事例を掲載いたします。

不二家の例でもわかるように、取り扱っている業者が違反や不正を起こした場合、他の全商品を引き揚げるのが正常な販売者です。再発予防策とチェック機能が十分に確かめられるまでは取扱いを中断することが販売側の信用と安心につながります。

なお、この中で当サイトで扱っている(または過去に扱った)商品または取引業者はございません。

ご覧の皆様は、過去に該当商品を購入したことがないか、またそれがご自宅に残っていないかどうかご確認ください。 もしもお手元にあった場合は、メーカーや販売者に連絡のうえ、回収してもらうようお奨めします。

→ 違反事例はこちらから



あるある大辞典 情報ねつ造 通販サイトは大丈夫?

2007年1月22日

あるある大辞典を製作しているフジテレビ系列の関西テレビで、1月に放映された納豆ダイエットについて情報ねつ造があったことが大きく報道されています。特に、効果のデータや、被験者の別人へのねつ造などは報道機関としての信頼を完全に損なう行為です。

さて、通販サイトはどうなのでしょうか?

実際に健康食品やアトピー関連の商品を販売している通販サイトの多くは、データの出所やアンケート結果などの根拠が示されていません。利用者から見ると信頼できるものなのか疑ってしまいます。また、悪意はなくても、何かの本やサイトで見た情報などを転記する場合も、その出所まではチェックされていない場合が見られます。特に個人事業主や有限会社などが運営しているサイトは、第三者によるチェックやガバナンス(統治)がきかないため、売上のためにいつの間にか発信する情報がエスカレートしていく傾向にあるようです。

当社(株式会社ソーコム)では、大手通販での編集経験から、説明文やデータの取扱いなどについてきびしくチェックしております。また、社内のみならず、社外取締役など社外からのチェックも徹底しております。今後も短期的な売上を追求するのではなく、長期的なお客様との関係を重視して運営をしていきます。



不二家 問題の裏側

2007年1月17日

不二家の期限切れ原料使用による洋菓子の製造・出荷が騒がれています。ここではニュースなどで報じられている以外の、問題の裏側と本質についてとりあげます。

問題となった埼玉工場は国際環境マネジメントシステムである「ISO14001」を取得していました。ところがこれには、工場の下水・排水に厳しい基準が設けられており、牛乳の廃棄にも制限があります。簡単に説明すると、牛乳びん1本(200cc)と人間の1日あたりの屎尿はほぼ同じ汚れ指標となっており、それだけ下水道や浄化槽を汚します。

つまり、埼玉工場では「牛乳は余らせないもの」として、牛乳の廃棄という行為自体を行なっていませんでした。そこから、販売が落ち込んだ場合に余ってしまった牛乳は加工して、とりあえずシュークリームやプリンにしてしまうという行為に飛躍してしまったのです。

しかし、驚くべきことですが、この消費期限を過ぎた牛乳を使ってシュークリームなどに加工しても、法的には何の問題も罰則もありません。加工して別の商品に姿を変えた段階で、消費者に食中毒のような実害がなければ法的には問われないのです。今回、法的に問題視されているのは、プリンなどの賞味期限を意図的に1日延ばしたことにあります。

当サイトでは、当初よりISOの品質管理基準や危機管理方針を導入していてもずさんな会社もあれば、小さな家内工場でも安全な管理をしているところもあることを提唱してきました。食物アレルギー対応食品を製造している会社は、常に消費者にこの「実害」が出るリスクにさらされています。このような事件が起こるたびに管理を引き締めて徹底するのではなく、企業方針、日常的な管理体制、現場の雰囲気などがいかに大切であるかを痛感します。


今年もよろしくお願いします

2007年1月9日

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

食物アレルギーおよびアトピーのための唯一の専門店として開店してから、あっという間の2006年でした。本当にたくさんのメールや感謝のお手紙、お問合せなどをいただきましてありがとうございました。食物アレルギーやアトピーを克服されて去っていくお客様、新たに悩みをもたれてしばらくの間お付き合いするお客様との出会い・・・

株式会社ソーコムは、2007年も商品の品質管理、適正なサイト運営のあり方について、さらに厳しく追求していきます。来年も信頼のおける新商品への入替え・追加をおこなっていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

本日よりスタッフ一同、リフレッシュして新たなスタートをきらせていただきました。まずは、少しずつではありますが、新商品への入替えをおこなっております。マヨネーズはじめ、後日、レトルトのミートソースを追加する予定です。また、冷凍食品も検討中ですのでしばらくお待ち下さい。



本年はお世話になりました

2006年12月31日

2006年の最大の出来事は、当サイトの立ち上げでした。
健康食品や自然食品サイトが乱立する中、食物アレルギー、アトピーでお悩みの方に正しい情報をお伝えする専門サイトがないことがきっかけでした。
事業として真剣に取り組むために、株式会社ソーコムのスタッフで2年前から調査を開始し、満を持しての出発でした。

後半は、皆様もご存知の、ミヤコ株式会社倒産という事態の対処に負われました。
通常、取引先の倒産には前兆がみられ、予測がつくことが多いのですが、今回はまったくの不意打ちを食った形で、お客様にはご迷惑をおかけしました。少しずつではありますが、確実に、代替品の掲載をおこなっていきます。

2007年は、アレンタウンの質を高めて、足元を見つめ直す年です。決して量的・規模的な拡大に走らずに、商品・価格・サービスにおいてお客様の視点から運営をし、ご愛顧いただけるようなサイトを目指します。

新年が皆様にとっても良い年でありますように。



新商品の取扱いについて

2006年12月25日

今年も残すところあとわずかとなりました。ミヤコさんの倒産(自己破産)により穴があいていた、食物アレルギー対応のレトルトのミートソースの代替品のメドがつきました。また、食物アレルギー対応の冷凍食品について、お客様からどのくらいのニーズがあるのか確信が持てませんが、近日中にも取扱いを開始する予定です。現在、厳密な品質調査を行なっておりますので、もうしばらくお待ちください。



ぜんそく、アトピー性皮膚炎の子 過去最高に

2006年12月22日

ぜんそくにかかっている幼稚園児~中学生が過去最高を更新し、10年前と比較して2倍以上に増えました。文部科学省によると、主要因は大気汚染や室内環境の変化が主要因と考えらており、具体的には住環境や食生活の変化で、子供がダニやペットなどのアレルギー原因物質にさらされやすい環境になっているからと見られています。

統計は文部科学省が12月21日におこなった「学校保健統計調査速報」からで、アトピー性皮膚炎についても初めて調査を実施。かかっている子供の割合は幼稚園が3.7%、小学生が3.6%、中学生が2.7%であった。前年までの「皮膚疾患」全体から見てみても、アトピーの増加が目立つとのこと。

(参考:文部科学省「学校保健統計調査速報」、 日本経済新聞 12月22日社会面記事)

【編集者のあとがき】

ぜんそくやアトピー性皮膚炎が増加している原因は正確にはつかめていないのが現状です。一説によると、家庭が清潔になり医学も進歩したため、幼少期に感染症にかかる機会が減り、免疫による抵抗力が弱化しているということもあげられるようです。確かに筆者が幼少期の昭和40年代はきれいなマンションなどなく、家中ホコリやダニだらけという家庭はあたりまえでした。しかし実際にアトピー性皮膚炎やぜんそくは非常に少なかったのです。

暮らしやすさや快適さと引替えに、抵抗力・免疫力の低下という犠牲を払わざるをえなかったとしても、一度進化した暮らしを後戻しすることはできません。より清潔に、より快適な生活を心がけながら医学的な解明と対処方法、特効薬などの開発を待つしかできないのが何とも歯痒いところです。



トランス脂肪酸について

2006年12月11日

コレステロール上昇作用による心臓病との関連が指摘されている「トランス脂肪酸」が最近騒がれています。「トランス脂肪酸」とは不飽和脂肪酸を多く含む植物油の融点を上げるために行なわれる水素添加の過程でできるもので、品質や味を保つために植物油を使った食品にはほとんど含まれております。

例えば、マーガリン、ショートニングを使っているケーキ、お菓子類、フライドポテトなどの揚げ物類、乳製品、食肉製品などに含まれています。1日のトランス脂肪酸の平均摂取量は、日本人が1.56g、アメリカ人が5.8gだそうです。WHO(世界保健機構)では1日の平均摂取量を2.2g以下にするように勧告しています。つまり、日本で平均的な食生活を送っているかぎりは問題ない数値といえます。

代表的なマーガリンの「トランス脂肪酸」の含有量を見てみると、以下のようになります。

 (食パン1枚に使用する8g中の含有量)
   コープ    コーンソフトマーガリン  1.1g
   雪印乳業     ネオソフト      1.1g 
   日本リーバ    ラーマソフト     0.9g 
   明治乳業     コーンソフト     0.9g
     (メーカー調査値から算出)

最近は低脂肪タイプのマーガリンも出回っており、それらは0.3g~0.7g前後のようです。

当サイトで扱っている「A-1ソフトマーガリン」はメーカーのボーソー油脂㈱の回答によると、同8g当たりにつきおよそ0.9g~1g前後含まれているとのこと。これは、食物アレルギー対応のため、アレルゲンが含まれないように自社内で細心の注意を払って精製された圧搾なたね油を使用しており、低脂肪タイプの割安な汎用加工油への切り替えができないためです。今後も低脂肪タイプなどへ切り替えることは不可能とのこと。

最近このトランス脂肪酸の危険性を必要以上に煽るサイトや記事、そしてテレビの健康特集などが目立つため、それに踊らされてマーガリンやお菓子などを絶対に食べないなどの方をたまに見かけます。しかし、先に触れたように、一般的な食生活の中で摂取するマーガリンやお菓子などでは何の問題もありません。逆に、動物性油脂のバターは安全かというと、こちらも過度に摂取すればコレステロールの原因となります。またM社のフライドポテトのMサイズにはトランス脂肪酸は4.4gも含まれており、このような揚げ物やスナック菓子などを日常で食べながら、1g足らずのマーガリンやショートニングを問題視するのは本末転倒ともいえます。

当サイトは健康食品サイトではありませんので、過度に健康志向の食品を扱うことによって、何の問題もない食品を排除したり、高額な割りにあまりおいしくない食品を扱う事は避けております。



「アフィリエイト」「相互リンク」をお断りしている理由

2006年11月29日

1日数件のアフィリエイト依頼のメールをいただくようになりました。個人が作成するブログなどで通販サイトが取り扱っている商品を紹介して、そこからクリックされて売れた場合は利益(だいたい3%前後)を得る「アフィリエイト」の通販が多くなったためです。しかし、当社では全てお断りしております。

アフィリエイトで「月収100万円のカリスマ主婦」のようなノウハウ本が出回っていますが、出版社が主婦を担ぎ上げているケースなど、全く事実に反するケースがほとんどです。アフィリエイトでは1,000円の商品を紹介して売れたとしても、ブログ運営者に入ってくる利益は30円そこそこです。仮に月に100万円の収入をあげていても、利益は3%として、自分の収入は3万円。いくつものブログサイトを運営し、何百、何千におよぶ商品を紹介するために1日中パソコンに張り付いても月に3万円なのです。

その前に、本当に月に数百万円も売り上げるサイトなら、本でそのノウハウを開示したり、運営者の主婦が講演活動などで副収入を得ようとしていること自体をおかしいと思ったほうがいいでしょう。

つまり、アフィリエイトで稼ぐためには、膨大な商品数を紹介する必要があり、見たことも使ったこともない商品に対してインプレッションを書くというようなことが当たり前となっています。運営者に悪気はなくても、食物アレルギー対応の食品が「食物アレルギーの方にぴったり」「アレルゲンが一切入っていません」などや、オーガニックコットンについては「アトピーによく効きます」などといった紹介をされてしまうのです。

私たちは、無責任な販売者と、無責任な紹介者へ商材を提供することは、当然ながら同じ責任を負うことと解釈しています。まさにこれがアフィリエイトを排除している理由です。今後、優良かつ公正なアフィリエイターが出現すれば、個別に審査・検討などはしていく必要はあるかもしれません。

また、「相互リンク」の依頼もよく受けます。「相互リンク」とは、集客力の弱いサイトが、Yahooなどの検索エンジンで上位の表示をさせるために、いろいろなサイトの広告やバナー、リンクなどをお互いに貼り合うことです。よくサイト内に「リンク集」などを設置しているサイトを見かけることでしょう。自社サイトと全く関係のない商品やサービスの広告ならまだ良いのですが、利害関係がからんでくると、どうしてもコンセプトが不明確になったり、利益率の良い商品を売りたくなる衝動を抑えられなくなります。

通常は「アフィリエイト」や「相互リンク」を依頼された場合は、快く引き受けるサイトが多いのですが、当社が断ると不思議そうに理由を聞かれます。以上のような理由から「アフィリエイト」「相互リンク」をお断りしているのです。



お米安心食品さんのパン類の送料が下がりました

2006年11月24日

お米でつくった食物アレルギー対応の食パン「ベーシック」などでおなじみの、㈱おこめ安心食品さんの本社および製造工場が、11月27日より札幌市から埼玉県深谷市に移転いたします。
札幌からの航空便の使用などで割高となっていた送料を、従来の全国一律720円から650円に値下げすることとなりました。当サイトでのご注文のメリットは、何といってもメーカーさんの協力により、焼きたての生パンを数日以内にお客様まで直送することです。(冷凍で購入すると、カットするために解凍したらすぐに消費しなければなりません)。
わずかな値下げですが、定期購入されている方にとってはうれしいお知らせではないでしょうか。



ミヤコ製品の代替品について

2006年11月13日

本日よりキューピーさんの「よいこになあれ」シリーズから2種類のスナックを選び、掲載を開始しました。中小企業などを含めて、アレルギー対応のお菓子類を販売している会社はありましたが、情報開示性とリスク評価、商品の安定供給などの信頼性からキューピーさんの製品に決定しました。

4種の野菜をつかってヘルシーな「かぼちゃちっぷ」と、じゃがいもの風味が香ばしいポン菓子タイプの「じゃがぼーる」の2種類です。「じゃがぼーる」はお得な3袋タイプです。

2006年11月10日

キューピーさんへの製品調査が終了しました。来週からキューピーさんの「よいこになあれ」のスナック2種類の販売を開始する予定です。キューピーさんは非常に迅速勝つ協力的に対応いただきました。

「国内産野菜のミートソース」については、製造元の会社でも継続の予定や企画はないとのことです。ボーソー油脂さんが販売していた「A-1ミートソース」は昨年10月で製造打ち切りとなっており、レトルトのミートソースは限りなく赤信号です。

2006年11月7日

ミヤコさんのMSFシリーズの存続について、希望の持てる情報が入ってきております。

当社では、扱っているMSFシリーズを製造している工場をすべて把握しておりました。ミヤコさんの自社工場で製造しているものもありますが、多くは他の会社に製造委託をしているのが実状です(多くの家電製品や衣類などもそうですね)。それらの製造会社に企画続行を打診したところ、MSFシリーズについては多くの販売会社から存続の企画を切望されており、すでに一部商品は企画が進行しているところもあるようです。

パターンとしては、ミヤコさんの商品を扱っていた卸売り業者が引き継ぎ、自社展開するケース、そして、ミヤコさんの幹部が自分で会社を立ち上げて展開するというケースが実際に進行しています。ブランド名やMSFの名前、パッケージのデザインなどは恐らく大幅な変更が加えられるでしょうが、中身は同じ工場がつくった同じもの。新しい管理会社の品質管理体制がしっかりとしていれば、当社としても取扱い継続をしていく方針です。

今後、これらの会社との話し合いを持ち、皆様に報告できる情報がありましたら引き続き更新していきます。


2006年11月6日

スナック類については、卵、乳、小麦、大豆などの成分が含まれていないことが条件ですが、「食物アレルギー対応」という目的で企画・製造されていない製品がほとんどです。これらは、原材料に使用されている全ての成分の検査や、着色料などの細かい成分までは厳密な管理がされておりません。

原材料表示上では、これらのアレルゲンが含まれていなくても、この部分が大きな障壁となっており、おいしくて良い商品がたくさんあるにもかかわらず、選考から落とさざるをえない状況が続いています。


2006年11月1日

ミヤコさん自己破産のニュースに関しては、いまだに反響が大きく、ミヤコさん関連記事へのアクセスも連日100件を超えております。当サイトで扱っていたミヤコ製品は、ミートソース、コーンスープ、お菓子類です。当社もそれなりに在庫は持っていましたが、ほとんどが完売か品薄状態で、お客様には大変ご不便をおかけしております。

当サイトの運営理念として、企業の信用、品質管理、リスク開示、味などからベストと思える商品を、各カテゴリーから1商品に絞って厳選しております。ミヤコさんの製品の代替品として、再び完全な食物アレルギー対応の製品が出てくるまでは、次候補の製品を取り扱うことをためらっていました。しかし、あまりに多くのお問合せから、ミヤコ製品への代替品の強いニーズを感じ、早期に販売する予定でおります。

現在、大手メーカー含めて、複数社への品質調査活動を実施しております。販売できるのに十分なリスク開示情報が集まり次第、順次販売を開始いたしますので、しばらくお待ちください。



2006年10月30日

食物アレルギー 自己注射の壁

「あれ、首にじんましんが出てる」。放課後遊んでいた山崎卓也君(仮名)は、すぐに肌身離さずつけているウエストポーチから自己注射薬を取り出し、太ももに注射。十数分後、救急車で搬送された時にじんましんが広がっていたが、1年前の呼吸困難を伴なうアナフィラキシーショック症状による入院のような事態にはならなかった。症状は軽く、点滴を受けただけで帰宅できた。じんましんの原因は給食で食べたシューマイの皮に含まれていた小麦からの食物アレルギーであった。

使ったのはエピネフリンという薬の入ったペン型注射器。ペン先を太ももに押し付けると1.5cmの針が飛び出し、簡単に注射できます。2005年3月に食物アレルギーの治療薬として承認されました。保険の適用外で1本1万円~2万円しますがいざという時に恐怖感から守ってくれ、場合によっては命を救います。医学学会でもアナフィラキシーショックに対して早期エピネフリン投与が不可欠と結論付けています。

しかし、ここに問題があります。子供だけでは自己注射を怖がったり、発作が出始めてぐったりしている時に「とても自分で打つ状態ではない」ためです。しかし、基本的にこの注射の行為を行なうことができるのは、医師以外では本人と家族だけ。緊急時では教職員が使用しても免責されることもありますが、何かあった場合の責任を回避するために、学校側が注射薬の預かりを拒否したり、持込み自体を断るケースも出ているようです。

(引用および参考:日本経済新聞 4月23日「医療」欄より)

【編集者のあとがき】

実際の運用面でのジレンマに頭を悩ますのは教師や保育士です。目の前で自己注射できずに苦しんでいる子供を放っておかなければならないからです。そこで、教師の使用は認めないが「補助行為」なら認めるという市区もでてきました。玉虫色の折衷案ですが、具体的には自己注射を行いやすいように励ましたり、手を支えてあげたりといったことだと思われます。

このようにご家族サイドと学校側では、考え方と実態について大きな開きがあります。学校側の、「万一注射のやり方やタイミンングを間違えて重大な事故につながったら大変」という主張も、全くわからないではありません。

喉頭軟化症の切開手術で、1時間おきに「たん」の吸引が必要なため、保育園の受け入れを拒否された5歳女児の青木鈴花ちゃんの裁判を思い出しました。子供には皆と平等に遊んで勉強ができる環境を受ける権利があります。事故のことを考えると、確かに、どこまでが学校で引き受けられるのかは難しい判断でしょう。日本は契約主義ではないので、学校と親とでリスクを含めた契約をするという習慣がありません。今後は市区町村で個別の判断ケースが相次ぐと思われますが、子供にとって幸せな環境が増えることを願います。それ以前に学校給食のリスクや情報開示がすすめば、事前に防ぐことができる確率が非常に高くなります。



ミヤコさんの商品について、その後

2006年10月22日

当社の顧客企業の中には、ミヤコさんのMSF事業を引き継ぎたいという企業が数社ありました。せめてミヤコさんの食品事業や、MSFブランドだけでも残る可能性を期待して調査してみました。岡崎市商工会議所と、ミヤコの破産手続きを手がけている弁護士事務所に問い合わせたところ、破産申請による法的整理(裁判所を通した清算の作業)を開始しており、事業を切り売りする予定はないとのことでした。

あのブランド、あのパッケージ、あの味、何とか残せないものでしょうか。自己破産の理由が食品事業ではないことが、余計に残念でなりません。

2006年10月20日

とうとうミヤコさんのスナック類が完売し、残るはクラッカーとビスケットだけになりました。ここのところのご注文や問合せは凄まじいものがあり、半ばパニックの状態で探されている方もいらっしゃいます。それだけミヤコさんのMSFシリーズは、無くてはならないものだったということを痛感しました。

スナック類は、順次キューピーさんの「よいこになあれ」シリーズを取り扱う予定です。本日改めて試食してみましたが、現状はMSFシリーズにとって替わるものはあまりありません。「よいこになあれ」も有名なシリーズですが、キューピーさんへじっくりと品質調査や確認を行なう予定ですので、もうしばらくお待ちください。

2006年10月18日

その後、ミヤコさんの商品につきまして、あまりに多くのご注文とお問合せをいただきましてありがとうございます。当社内でも、営業を停止している企業の商品を販売することに異論がありました。しかし、多くの方から「アレンタウンさんには迷惑かけないので、お願いだから在庫分を売ってください」というご注文をいただきました。

ミヤコさんのお菓子類がなくなると、とってかわる商品がないのが現状です。それがミヤコさんの存在意義でもありました。当社で扱っているお菓子も品切れが相次いでいます。問屋などの流通在庫もほとんど無くなっているようです。

現在当社では、在庫に限りメールでの同意書をいただいた上で販売させていただいております。



小学校給食・幼稚園・保育園給食

'06年10月13日

小学校給食や幼稚園・保育園の給食などで、子供の食物アレルギーに関する事故や苦情が多いようです。当社も公的機関から給食の食品に関する注文をたくさんいただいております。公的機関は食品についても品質管理や会社体制などについて厳格に審査されますので、数あるサイトの中で、当社と当社が運営するサイトが認められたということは光栄なことです。

昨日は、某市役所から保育園給食用の調味料のご注文をいただきました。当社で取り扱っている商品が、誰かのお役に立つことができれば、こんなにうれしいことはありません。

学校給食は、実に多くの問題を抱えています。食材の原材料をきびしく管理しても、サンドイッチに塗られるマヨネーズ、冷凍食品の衣に使われる“つなぎ”としての卵や乳成分、着色料の原料に使われる卵や乳成分、お味噌汁やお吸い物に使われるお醤油に含まれる食物アレルギー成分・・・

学校給食でお悩みの方は、父兄や機関・組合などに係らず、お気軽にご相談ください。



ミヤコ株式会社 自己破産(倒産)

2006年10月5日

たいへん残念なニュースをお伝えしなければなりません。食物アレルギー対応食品の製造会社としては最大手のミヤコ株式会社(愛知県岡崎市)が倒産しました。MSFシリーズなど、当サイトのみならず、恐らくほんとんどの販売店に商品を卸しており、信用とともにお馴染みの会社でした。

その企業方針、経営理念などはおおいに共感するものがあり、食物アレルギーでお悩みの方や、私たちのような販売店にたくさんの商品の選択肢を提供してくれました。

自己破産(倒産)の詳細は不明ですが、食品・お菓子部門ではなく、繊維部門で不渡りを出したことが原因のようです。ミヤコさんほどの規模であれば今後は、会社更生法か民事再生法による救済の道が残されているかもしれません。しかし、そうだとしても、弁護士などの管財人により、資産は凍結され、大幅なリストラが断行されます。今までのような、食物アレルギー対応食品の企画・製造はできなくなるかもしれません。

ミヤコさんの商品は、問屋などにはかなりの在庫が残っているようで、いっきに店頭から消えてしまう状況ではないようです。当サイトにつきましては、在庫に関しては販売させていただきます。しかしながら、ミヤコさんの消費者相談センターもなど営業しておりません。ショック症状など、重篤なアレルギー症状の方は、万一のためご購入をお控えください。

時間はかかりますが、今後ミヤコさんの商品の代替品を探していきます。しばらくは不便をおかけしますが、もうしばらくお待ち下さい。



有名ブランド高級乳液にアレルギー物質

中国でP&GのSK-Ⅱ(製造元はマックスファクター、本社:神戸市)に、使用が禁止される物質のクロムとネオジムが混入しているとして、返品・回収の騒動がおきています。中国各紙では、これらの物質は「アレルギーの原因になる」として連日報道しているようです。

そもそも、このクロムとネオジムは、水など自然界に存在するものであり、製造過程での混入は否定できないものです。

製造委託や国際間取引なども、今後は「他国の基準では大丈夫だから」としても、考えられるリスクは予めオープンに開示することが求められます。

【編集者のあとがき】

しかし、もっと怖いことは、ネット通販などでは、「アレルギー、アトピー対応」と称して、様々な化学的なスキンケア用品や石鹸類などがたくさん販売されていることです。スキンケア用品に、万人に合うものがないことは当然ですが、様々な症状の方に対して、ひとくくりで対策品などと称しています。

当然、これらの商品は医薬部外品ですので、臨床試験などは行なわれておりません。また、たとえ無害だったとしても、治癒効果は証明されていない(現実的に言えば、治癒効果は無い)ので、リピーターが少なく(効果がないのであたりまえですが)、価格も高いことが特徴です。

このような商品や、それを販売しているサイトにはお気をつけください。



通販の「踊るコピー」に注意

「浄化計画」、「ムリせずすっきり」、「わたしの中のよからぬモノを~」、「脂肪を燃やそう」

どこかで聞いたセリフだと思います。最近のテレビCMで、医薬品でないのにもかかわらず、ダイエットなどの効果を連想させるため薬事法抵触の可能性があるとして、指導・警告をうけたものです。既にコピーを変更したCMもあります。

アレルギーやアトピーの商品類には特にこのようなケースが目立ちますが、ほとんどがネット通販のために、法の抜け穴になっています。東京都の調査によると、誇大表現など法令違反は88%にのぼり、多くはネット通販に横行しているとのこと。

特にアトピー対応の肌着や寝具などは、効果の実証の無い特殊加工など些細な特徴や、食品は微量な成分の違いを大きくとりあげて誇大広告しているサイトが目立ちます。もちろん商品に改善効果は無いのですが(効果が証明できれば当然、大手メーカーは医薬品として申請します)、やっかいなことに、これらの商品はとっても高額なのです。症状がひどくなったケースがたくさんありますが、ほとんどは「こんなに高かったのだから効くに違いない」と、自分を肯定してしまうことです。

健康食品やサプリメントでは、この傾向がどんどんエスカレートしています。大切なのは食生活のバランス感覚。都内で健康食品を展開する会社でさえ「サプリメントは規則正しい3食があってこそ生きる」と、サプリメントの過剰依存を戒めています。

(情報出所:日本経済新聞9月15日夕刊「生活コンシューマー」)




工場の異物混入

'06年9月7日

ノートパソコンに搭載されたソニー製のリチウムイオン電池が原因で、発火騒ぎが連日報じられています。製造工程で微小な金属粉の混入が原因のようです。製造業や食品加工業では、空調管理、粉塵対策、清掃、エアカーテンなどの異物混入対策は品質管理においてあたりまえのことです。しかし、ソニーのような大企業でも発生します。

「何故、異物混入なんかが起こるの?」と思いますが、私が通販雑誌「通販生活」の商品開発をやっていた頃、大手メーカーで品質管理対策に万全であった食品にも、虫や小石などの異物混入はどうしても避けられませんでした。多くの原因は、原材料レベルで混入してしまうものと、人を介して、髪の毛や衣服に虫などが付着(特に山川の近くの環境に恵まれた工場に多い)して、工場内に持ち込んでしまうというケースです。

家電や自動車など大手の製造業ですら、「3シグマと」呼ばれる0.27%以下の不良率に抑えることに必死です。逆に言えば、アレルギー対策食品のメーカーも、工場で他の製品に使っているアレルゲンの原材料などが、数%の確率で混入する可能性は否定できません。そして、その数%がお客様の事故につながると思うと責任は重大です。

メーカーも販売者も「アレルゲン完全不使用です」「絶対安全です」などと言えない理由はここにあります。むしろ、このようなニュアンスを断言している商品やサイトこそ注意が必要です。

しかし、私たちも、過去に何度も混入事故を起こしている業者とは取引をしておりません。長年営業されている業者は、予防対策に結果が伴なっていることは言うまでもありません。




アレルギー対策商品の展示会、しかし・・・

'06年8月25日

年に数回、アレルギー対策関係の商品や健康商品の展示会があります。当社では、このような展示会で商品を決めることはまずありませんが、情報収集の一環として、一応参加しています。

とくに目立つのは、布団類の出品です。しかし、宣伝文句の割りに、深く追求すると実に曖昧な返答しか帰ってきません。例えば、「〇〇という繊維(化学繊維)が臨床試験の結果、アトピーの人の80%以上に効果があった」というので、「臨床試験の実施主体は?」「臨床試験の対象者の選定基準は?」「「臨床試験の母集団(試験実施の全体数)とその回収率は?」という基本的なことを聞いても、明確な返答が帰ってきません。

また、別の業者は「アトピーに効く画期的な特許を取得した」というので資料を見せてもらうと、英文でぎっしり書かれた資料。読んでみると日本の特許公開広報(特許申請をして審査を受けている段階)をわざわざ英文にして読みにくくしている状態。申請内容は、単なる製造方法の特許でした。

展示会に行くと、いつも10分もしないうちに帰ることになります。

アレルギー対策商品関係の市場は、売り手も消費者も、横のつながりが多いことが特徴です。しかし、入ってくる情報のほとんどは、よく追求すると、私たちにとっては信用できないものです。

私たちは、消費者の厳しい目の代表として、今後もあらゆる団体から距離を置き、“優良”といえるものと不明なものの境界を明確にする目を養っていきたいと思います。

紹介している商品類は、決してバラエティに富んだものではありませんが、当社のこのような方針をご指示いただける方がいらっしゃることを感謝しております。




アレルギー 3歳までに半数が発症

'06年4月25日 東京都福祉保険局、 東京都公式ホームページ

東京都は2004年9月に都内で3歳児健診を受けた児童と保護者を対象に実施したアレルギー症状についての調査結果をまとめました。概要を抜粋します。

「3歳までに何らかの症状があった」  51.5%

「アトピー性皮膚炎の症状」       20.5%

「ぜんそく等」                19.4%

「食物アレルギー」             15.6%

「鼻炎」                   14.6%

(調査は8,294人を対象、有効回答は4,305人)

これは1999年の調査からから約10ポイント上昇しており、近年ますます増加傾向にあることがわかります。また、複数の症状を併発している子供も多いことも特徴です。

【編集者のあとがき】

多くのご家庭では、お子さんに症状が見られた場合、特殊なケースと思われがちで、なんとなく閉塞感を持たれると思います。しかし、データからは、特に都市部などでは決して一部の特殊な症状ではなく、多くの方が経験されていることがわかります。

今、アレルギー対策商品やサービスなどについて、「あれがいいらしい」「あれが効く」「あれを試したら治った」などといった体験談や「特殊薬剤使用」「特許出願中」「〇〇医師が開発」などの宣伝文句が氾濫しています。各種サイトや、近所のコミュニティーなどから、たくさんの情報を得ていると、ご自分で信頼のできる情報だけを選ぶ分析力が自然と培われていきます。そうなれば氾濫する情報に惑わされずに、お子様にとって効果的な対策をマイペースに保てるのではないでしょうか。




ファストフード、コンビニ食品「意外なものにアレルゲン忍ぶ」

'06年5月27日 東京新聞 日本経済新聞

「サケおにぎり」に鶏卵、「フライドチキン」に牛乳

ファストフード店などの店頭で調理・販売される食品の約3割に、アレルギー患者が食品名から推測しにくい〝想定外〟の食物アレルギー物質が含まれていることが、東京大の今村知明助教授らの調査で分かったそうです。しかもこれらのうち3分の1はメニューやホームページなどでの食物アレルギー物質の使用表示や情報開示もなかったとのこと。(詳細は下図をご覧下さい) この調査結果は5月30日から東京都内で行なわれた日本アレルギー学会臨床大会でも発表されました。

東大調査

【編集者のあとがき】


ええっ!こんなものに牛乳が?卵が?・・・と思うような、商品名から連想できないものがなぜ含まれているのでしょうか?

理由は鶏卵や牛乳は、肉に衣をつける際の具材の「つなぎ」や、「光沢材」として使うことがあるからです。また、発表にはありませんでしたが、着色料の原料としてよく使われるβカロチンにも牛乳と卵の成分が含まれていることがあります。

わずかでも使用すれば、当然ながら販売業者は、パッケージやメニュー、またはホームページで開示する義務があります。しかし、まさか「サケおにぎり」に卵が入っていたり、「肉まん」に牛乳が入っていることなど予測不能です。消費者がメニューやファストフード店のホームページを確認しろなどということは不可能と思えます。

当社も冷凍食品の取扱いを検討しておりますが、原材料への不安、価格面(非常に高いものが多いのです)、冷凍の送料の問題などで、慎重にならざるをえません。 

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過去のコラム

 知っていますか?食品製造の舞台裏

2007年5月8日

「知っていますか?食品製造の舞台裏」という内容で、著書「食品の裏側」で有名な安部司氏の講演会があり、私も行ってきました。安部氏は、著書、テレビ、各地の講演活動で有名で、ご存知の方も多いかと思います。様々な食品添加物や着色料から、その場で、カップラーメンのスープ、ジュース、人工イクラ・・・などいろいろな食品の味を作ってしまうというユニークな講演で、今回も笑い、感心、涙ありのとてもためになる内容でした。

食品添加物は安さ、調理の手軽さ、見た目の、美しさ美味しさ、保存など、きびしい日本のユーザーのニーズを満たすために欠かせない存在となっています。一方で、安さを求めながら添加物の使用状況にはとても厳しく批判するという矛盾も存在します。実際に農薬や添加物を極力使用しない優良商品をつくる業者が、安い輸入食品に押されて、どんどん廃業しています。

添加物は、今まで合法だったものが突然使用禁止になったり、その逆だったりと、判断基準も曖昧です。しかし、30年ほど前からコンビニの進展とともに大量に普及した添加物も、まだ我々をつかった人体実験の段階。明日にも、とある添加物がアトピーの原因となるなどという可能性もあります。

一般的な加工食品で、添加物を一切つかわない食品は、たっぷり使っているかわりに価格が安いものと比較しても、価格はかなり高くなります。(醤油や漬物など、醗酵させたり保管する手間がかかる分、価格は上がります)。しかし、アレンタウンが仕入をしている業者さん達は、もともとこのような手間を厭わずに、通常食品に近い価格で提供しようと努力をされています。

アレンタウンでは、加工食品も扱っているため、すべて添加物ゼロの食品だけを集めるということは実際上は不可能です。しかしアレンタウンで扱っている全商品の原材料をご覧いただければわかるように、卵、乳、小麦、大豆などをつかわない食品は、添加物でその味を誤魔化すのではなく、自然の代替素材を使ってうまくカバーしていることがわかります。

お子様に食物アレルギーがある親御さんは、「食物アレルギーって大変!」とお思いでしょうが、皆様のお子様は手作りの除去食、代替食や、当サイトで扱っているような加工食品によって、他のお子様よりも添加物たっぷりの食品(カップ麺、スナック菓子、コンビニ弁当・おにぎりなど)から、知らないうちに自然に防御されているともいえます。



ファミレス各社 食物アレルギー対応メニューを設定

2007年4月27日

大手ファミレス各社が、キッズメニューで食物アレルギー対応のメニューを設定しはじめています。以前から、ホームページで原材料を公開するなどしているところもありましたが、更なる前進といえそうです。各社の具体的な取り組みを紹介すると

  • S社(G社):5大アレルゲンを使っていない、お子様用カレーライス、ハンバーグ
  • R社:お子様用の低アレルゲンのカレーライス、ソーセージ
  • D社:特定原材料5品目を使用しない、お子様用「低アレルゲンプレート」
  • C社:5大アレルゲンを使用していない、お子様用のカレー、ハンバーグ、スパゲッティ

「店名も載せてよ!」と思われるとおもいます。頭文字からご想像ください(ごめんなさい!)。各社の原材料の流通ルートを調査したわけではありませんし、調理は通常のメニューと同じ厨房でおこなわれます。繁忙期に全員がきちんと器具洗浄をおこなっているのかなど、各社の取り組みまではわからないので、無責任な紹介ができないからです。

これは、食物アレルギーの症状が軽いお子様などは、ご家族で食べられる機会が増えるという意味で歓迎すべきことだと思います。しかし、お子様用のメニューしかないので、大人が頼めない(頼みにくい)といった問題があります。(アレンタウンでも成人の方自身のご利用が大変多いのです)

このコラムを書いていたら別のスタッフが「外食産業がこのような取り組みを進めていったら、我々通販の役割は薄くなっていくなぁ。あまり紹介しないほうがよいのでは?」 それを後で聞いた社長「ウチなんてどうなってもいいんだ。書きなさい」


医師免許資格の有無 簡単に検索できます

2007年4月23日

厚生労働省は、医師免許を持っていないにもかかわらず、診察している違法な診療を排除するために、ネット上で簡単に医師および歯科医師が免許を保有できるかどうかを確認できるサイトを立ち上げました。

いわゆる「かかりつけ医師」のような診療所には、無資格で診療行為を行なっている例がたくさんあるとされており、たまに摘発を受けております。従来、患者は医師の氏名、生年月日、登録番号を揃えないと、医師免許の有無に関する問合を行なうことができませんでした。本人に「免許を持ってますか?」と聞くわけにもいかず(違っていたら険悪なムードになりますし)、患者が正確な情報をつかむことは難しかったのです。

実際にこの画面を使ってみると、とても簡単です。性別と氏名さえ入力すればすぐに確認することができます。ただし、医師の希望で登録が抹消されている場合や、女性で旧姓登録されている場合など、すべてを確認できるわけではありません。

常に信頼しているかかりつけ医師は別として、「ちょっとおかしいな」と感じたら検索してみるのもいいことだと思います。実際に摘発された無免許者は、患者さんからは「いい先生だった」「信頼していた」という例もあります。食物アレルギーやアトピーなども、かかりつけ医師の役割が非常に大きいので、このようにかんたんに情報が得られることは良いことですね

厚生労働省 医師免許資格検索サイト

(情報の出所: 厚生労働省ホームページより)



おいしいクッキーを見つけました

2007年4月21日

卵アレルギー、乳アレルギー対応として取り扱っている「茎工房のナチュラルクッキー」は、小麦粉を使用しているため、小麦アレルギーや複合アレルギーの方から「小麦粉を使っていないクッキーを取り扱ってほしい」というご要望をいただいておりました。

小麦粉を使っていないで「クッキー」と称する商品は、クッキーというよりボーロと同じ硬い食感で、なかなか味で満足できるものがありませんでした。しかし、このたび非常に良い商品を見つけることができ、商品の品質調査なども最終段階に進んだため、まもなく取扱いを開始できる見通しとなりました。

とりあえず、連休明けを目途として入替えを行なえそうです。残念ながら、「茎工房のナチュラルクッキー」は、在庫分の販売をもちまして、しばらく休止する予定です。新商品につきましては是非ともご期待ください。



全国の小中学生 クラスに1人が食物アレルギー

2007年4月12日

全国の小・中学生の1クラスで、平均1人に食物アレルギー、平均3人に喘息があることが調査によりわかりました。アトピー性皮膚炎にかかっている子供は、高校生まで含めて全体の5.5%(約69万人)。

文部科学省が実施した調査結果で、全国の公立小学校・中学校36,000校に調査したもの。公立学校の全児童生徒のアレルギー疾患を調べたのは初めてで、意義のある調査結果といえます。

調査結果によると、何らかの食物アレルギーを持っている子供は小学生で2.8%、中学生で2.6%、 そのうちアナフィラキシーショック症状を持っている子供は小・中学生共に0.15%ということ。ちなみに喘息になると小学生で6.8%。

学校側のアレルギー対策などの対応として、「学校、家、主治医間の緊急連絡網などを整備する」が52%、「子供の持参薬を確認している」36.7%、アトピー性皮膚炎には「紫外線に当たらないように体育や運動会で配慮する」46.2%、「温水シャワーの設備を充実させる」14.8%、喘息には「掃除当番などを特別に配慮する」15%というもので、まだまだ学校側の意識は低いようです。文部科学省も「学校側も医療機関などと連携を深めて、さらに症状などの知識を深めるべき」としています。
(文部科学省 「学校保健統計調査速報」、 共同通信 4月11日記事、日本経済新聞4月12日 社会欄 より)

【編集者のあとがき】

事例によると、学校の意識が低い為、アナフィラキシーショックをおこす子供の親は発症に備えていつも学校の近くの友人宅に待機していたり、学校が低学年の子供の持参約を預かってくれないため、毎日学校に行って飲ませてあげたりと、まだまだ学校側が保守的な対応に偏ってしまっています。

以前もコラムで書いたアナフィラキシーショックを持っている子供の「自己注射」など、学校側サポートが不可欠な重要問題も、個別には議論されていても、なかなか全体的な進展がないのが現状です。

学校や教師側がもっと実態を重く受け止めるように、国や自治体をあげてその仕組みづくりを行なっていく必要があります。今回初めて全国を対象にした調査結果が出た意義は大きく、スピードは遅くとも確実にその1歩を踏み出すことと思われます。



小売店から減りつつあるアレルギー対応食品

2007年4月9日

先週から、弊社の近くにある大手ドラッグストアと、赤ちゃん用品の大型総合チェーン店から、アレルギー対応食品が一つ姿を消しました。アレルゲンを使っていないレトルトのミートソースで、アレンタウンでも「きびめん」とともに常に高い人気があった商品です。

背景には、法改正にともなう郊外型ショッピングセンターの台頭により、小売店同士の競合が激しくなってきたことがあります。

競合がなく、経営に余裕のある時には、“意義ある商品”の取扱いができるのですが、経営が厳しくなってくると、売上管理データ上で効率の悪い商品から、取扱いが中止されます。そして、売れ筋や新商品に入れ替わっていくのです。このミートソースをはじめ、食物アレルギー対応商品のシリーズを製造している永谷園さんは、以前「意義ある商品を作っていく必要性はありますが、取り扱ってくれる問屋がほとんどないのです」と嘆いていました。

大手スーパーでも、アレルギー対応食品の独自企画をしてすぐに撤退したりと試行錯誤の繰り返しです。私たちは、長期的に安心して供給できる優良製品を紹介するように努めていますが、そのような業者や製品はあまり多くないというジレンマも抱えています。


「アトピーに効く温泉」「皮膚病に効く温泉」 本当ですか?

2007年4月3日

よく「あそこの温泉はアトピーに効くらしい」などといった噂や評判を聞きます。また、「アトピーに効く温泉」などと温泉紹介をしているようなサイトも見かけます。

アトピーでお悩みの方は、たとえ知人からの紹介でも、安易に試したりしないようにご注意ください。ご自分の判断で試して悪化するならまだしも、その情報をブログや掲示板に書き込むことは、よく考えてからおこなってください。

実は私は、以前仕事で、群馬県太田市にある温泉施設の立上げプロジェクトリーダーをした経験があり、温泉の泉質や効能の本質については、関係省庁や保健所などとやりとりした実務経験がありますので、それなりの知識はあります。

温泉はかなり昔(1948年)に制定された「温泉法」によって定義されていますが、そもそもが非常に曖昧で大雑把なものです。温浴施設はその泉質ごとに定められた効果・効能の表記を認められていますが、その効果・効能は科学的な根拠が乏しく、広い範囲で「まあこんな表記ならいいだろう」というくらいのものです。

その実態をわかりやすくご説明します。

代表的な9つの泉質(単純温泉、塩化物泉、硫黄泉・・・など)のうち、効能表記に「皮膚疾患」が認められているのは実に8つ。つまりほとんど全部の温泉に「皮膚疾患」という表記が認められています。しかし、塩化物泉や強酸性の温泉など、殺菌効果や保湿効果はあっても、肌への刺激が強すぎて、急激な痒みを伴なう場合が多いのです。また、保湿効果も一定時間までで、その後急速に体が乾燥するのも入浴後の特徴です。

刺激が強く、乾燥し、さらに血行が良くなると、急激に痒みが増し、肌は赤くなります。そうなるとアトピーに効くどころか悪化することは目に見えています。温泉施設を運営していると、最も多い苦情のひとつが「肌が真っ赤になって痒くなった」というものです。

温泉法による効果は、あくまで地下深い(一般的に約1000m以上)湧出源泉の状態です。ほとんどの温泉は、加水・加熱の上、循環ろ過をしており(中にはタンクローリーで運んで「温泉」と表記しているところも多いです)、仮に源泉に何らかの効果があったとしても、浴槽内で体感できる効果はほとんどなくなってしまっていると言っても過言ではないでしょう。

よく、入浴を終えたご婦人が「ここの温泉は肌がツルツルになるわね」と話しているのを聞きます。それは泉質ではなく、殺菌のために大量に投入している塩素のせいなのです。これも笑えない事実です。

問題点を整理すると

  1. 温泉法に基づく効果・効能は曖昧で、個別の泉質による科学的根拠に基づいていない。
  2. 仮に源泉に効果があったとしても、浴槽内で実感できる効果は非常に少ない
  3. 効果よりも、肌への刺激などの悪影響のほうが多く出る場合がある。

温泉を湯治目的で利用されている方は多く、そして血行促進や気分的なリラックスにより、多くの方が改善されている事も事実です。しかし、知人同士ならともかく、「アトピーに効く」「皮膚病に効く」などという情報を、科学的な根拠もなく流布している診療所やサイトなどは信用のできないものです。皆様も無意識にこのような情報の出し手にならないようにご注意ください。

(文: ㈱ソーコム代表 中丸)


能登半島地震で避難生活をされている方々へお知らせください

2007年3月26日

能登半島地震で避難所生活を余儀なくされている方々、食料の確保が深刻な問題かと思います。食物アレルギー対応食品を必要とされる方がいらっしゃるかどうかはわかりませんが、少しでも可能性があるのであれば、何もしないよりも少しでもお役に立ちたいと思います。

この告知をご覧の方で、知人に食物アレルギーをお持ちで避難生活をされている方をご存知であれば、是非ともお知らせいただきますようお願い致します。

■ご対象者      能登地震により避難所生活をされている方

■ご注文受付電話  042-657-3338 コレクトコール承ります

■お支払い      お支払い余力のある方のみで結構です。(後払いにて3ヶ月以内にコンビニ、郵便局、銀行にて)

■発送先        避難所宛てに限らせていただきます

■ご注文方法     お電話にて、下記をお知らせください

  1. お名前 ・ ご自宅の住所・電話番号 
  2. ご注文商品名と数量 
  3. 送り先避難所の住所・電話番号
  4. お客様と連絡のつく電話番号(携帯など)

今後の新商品の予定

2007年3月23日

お客様からたくさんの商品取扱いのご要望をいただき、嬉しい限りです。ご要望に対して品質調査が追いつかない状況でご迷惑をおかけしております。

食物アレルギー対応食品では、近日中に ・味噌 ・小麦を使っていないクッキー ・洋菓子製造業者さんとのタイアップによるオーダー制のケーキや洋菓子、などを予定しております。

皆様すべてのご要望にお答えできるわけではありませんが、これからもご意見・ご要望などはどんどんメールでお送りください。

保険証のICカード化 そのメリットは?

2007年3月19日

厚生労働省は14日、健康保険証にICカード機能を搭載し、過去の病気や受診内容を患者や医師がパソコンで確認できる「健康ITカード」(仮称)を2016年をメドに導入する方針を決定。

これにより、他の病院で受けた診療内容や病歴が分かり、薬の副作用やアレルギーの情報などをその都度確認しなくても良くなり、無駄な検査や過剰な投薬を防ぐことが目的。個人情報への配慮から、当面は希望者のみへの交付となる予定。
(3月15日、18日 日本経済新聞朝刊より引用)

【編集者のあとがき】

3月18日から、関東地区で、JRの電子マネー「Suica」と、私鉄・バス関係の「PASUMO」の相互利用が可能となりました。1枚の電子カードや携帯電話でほとんどの交通機関の乗り継ぎが可能となり、利用者にとっては大変便利になりました。

病院など医療機関も数年後には法人による経営が可能となります。「健康ITカード」も病院間だけではなく、民間企業を取り込んだ発想で運用してほしいものです。例えば、スーパーの買い物や外食のオーダーの際に、「健康ITカード」を携帯端末にかざすだけで、自分の該当する食物アレルギー由来の原材料などが警告されればとても便利です。もちろん、個人情報流出のリスクなど、乗り越えなければならないハードルもあるでしょうが、そのリスクを承知の上で、それを大きく上回る利便性があれば、普及に弾みがつくのではないでしょうか。

FOODEX 国際食品・飲料展に行ってきました

2007年3月16日

昨日、千葉県の幕張メッセで開催されたフーデックス展に行ってきました。アジア・環太平洋地域最大の食品・飲料ショーというだけあって、年々国際色豊かになり、規模も大きくなっています。

食物アレルギー関連では、イトーヨーカドーの食品部チーフバイヤーの宮尾竜一氏による「アレルギー対応スイーツへの取り組み」に関する講演がありました。

出展業者で目立ったのは、オーガニック食品のコーナーで、米粉を使った食パン、洋菓子などを展示しているところが数社ありました。私たちも知らない商品を既に限られた地域で販売しているところあれば、試作品での展示など様々です。どこも「販売先が見つからないので、今後の予定はわからない」という問題を抱えています。しかし、取り組みを聞くと、アレルギー25品目は工場に持ち込まないなど徹底した管理をされているところもありました。

アレンタウンでは、現状の商品に満足することなく、良い商品について確証が持てれば、このような業者さんとお客様との橋渡しをどんどん行なっていきたいと考えています。

東京都生産情報提供食品事業者に認定されました

2007年3月15日

㈱ソーコム(アレンタウン)が3月9日付けで東京都生産情報提供食品事業者に認定されました。 ネット通販専業の流通業者に対しては初めての認定となりました。

長い名前で私たちですら未だに発音しにくいですが、簡単に言うと、原材料などの生産履歴を積極的に開示する生産業者とその商品、また、その情報を正確に的確に伝える流通業者に対して、東京都産業労働局農林水産部が審査の上、認定を与えて登録されるという制度です。平成15年から始まったこの制度は、3月9日に当社を含め37事業者が新たに認定されました。

仕入から販売までの一連の情報管理や開示、そして品質管理・在庫管理までの情報管理など多岐にわたる審査がありました。申請から認可の報告まで1ヶ月以上も待ちましたが、私たちの取り組みが評価されたような気がして、ホッとしているところです。

今後の私たちの役割は、食物アレルギー対応食品の分野に関しても、仕入をしている生産業者や商品に1つでも多くの認定が与えられるように働きかけていくことや、その意識を伝達することです。

個人情報管理について

2007年3月13日

大日本印刷で860万件を越える個人情報が流出しました。ジャックスやUFJニコス、JCBなどクレジットカード会社ものも含まれており、大日本印刷のダイレクトメール発送などを委託している下請けの下請けの下請け、つまり“ひ孫請け”の会社の社員が持ち出したとのこと。

クレジットカード情報は、その番号と有効期限さえわかれば、通販で買い物ができてしまうため、このような事件は私たち通販会社にとっても深刻な問題です。

当社に関して言えば、クレジットカード情報は、SSL暗号化は勿論ですが、管理サーバーを通して直接クレジットカード会社に送信されます。当社の管理画面やサーバー管理会社ですら、お客様の番号を見たり金額の変更などはできないシステムになっています。

ダイレクトメールの委託はいっさい行なっておらず、メルマガは個人名が特定できないようにメールアドレスだけでの管理・発信を行っております。また、社内には個人のパソコンや記憶媒体の持ち込み、コピー用紙の持ち出しを禁じております。

そうは言ってもお客様にとって、私たちの顔を直接見ることができない事は不安があると思います。また、いくら当社で厳重な管理をしていても、カード会社から情報が流出するのでは私たちに打つ手はありません。不安な方は精神的な安心を得る意味でも、利便性と引替えに、コンビニ後払い、代引き、振込みなどもご活用ください。

フーデックス展示会

2007年3月9日

3月13日~16日まで千葉県の幕張メッセにてアジア・環太平洋地域最大の食品・飲料ショーの「FOODEX(フーデックス)」が開催されます。膨大な敷地スペース内に、国内外から2千社以上があらゆるテーマの食品を陳列します。

自然食品や食物アレルギー関係の展示もあり、アレンタウンでも出店を検討しておりましたが、来場者は小売店などの業者が多く、一般消費者の方は少ない(入場料が5,000円もします)ため、出展は見送りました。

食品を扱う小売店ならほとんどが参加する大イベントであり、いろいろな食品や業者を知る機会でもあるので、1日かけてたっぷりと調査しようと思っております。 たくさんの試食もできるので、近隣で時間に余裕のある方は、回ってみても楽しいと思いますよ。

 

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過去のコラム3

小麦アレルギーのかたに影響なし! 小麦価格10%上昇

2007年8月24日

農林水産省が海外から製粉会社に売り渡す小麦価格を、10月から約10%引き上げることとなりました。背景には、温暖化、異常気象による干ばつや、バイオエタノール燃料のもととなるトウモロコシや小麦などの穀物価格の高騰にあります。日本は8割以上を輸入に頼っているために、海外での価格高騰の直撃を受けてしまいます。

今後、小麦のパンやうどんなどの販売価格も11月以降にはジリジリと上がっていくことが予想されます。

あたりまえですが、食物アレルギー対応食品として当サイトで販売しているお米の代替食品などは、この影響をうけないために、販売価格への影響はありません。小麦アレルギーのかたにとってはちょっと複雑な心境にさせられるニュースですね。



賞味期限について考える

2007年8月16日

お盆休み真っ只中の14日、北海道土産の銘菓を製造する企業の賞味期限の改ざんが発覚しました。最近、原材料や賞味期限の改ざんによる企業の不祥事が目立ちますが、まだまだ氷山の一角だと言わざるをえません。

大企業では発覚すると大事件になりますが、実態はチェック機能や監査、規制などが働きにくい中小企業や家内会社こそ非常に多いと推測できます。

賞味期限表示について、ほとんどの企業は一定期間の余裕をもった賞味期限表示をしています(賞味期限1年間の食品が1年1ヶ月を経過していたとしても、現実的にはほとんどの人は問題ないと判断して食べると思われるためです)。これが、なおさら会社に賞味期限の改ざんという発想がおきてしまう要因のひとつでもあります。

賞味期限については、製造業・小売業ともにどのような対策をとっているでしょうか?大きく分けると3つあります。

  1. 賞味期限切れが近づいた商品はすべて廃棄する
  2. 賞味期限切れが近づいた商品は特価処分をする
  3. 期限切れをおこさないように生産・仕入れに工夫をする

特価処分セールなどは、一部に喜ぶお客様はいても、スーパーのように毎日通うわけでもなく特売チラシが入るわけでもないネット通販においては、多くのお客様において不公平感が出てしまうために、当サイトの方針として行っていません。「余ったら安く売ればいい」というのは小売としてお客様に失礼な行為で、商品管理能力の欠如だと思っています。

特に、食物アレルギー対応の食品通販のようなサイトでは、大量購入・大量販売ができません。私たちアレンタウンでは、基本的には、生産をこまめにしている業者を選別して商品選定をし、なるべく期限切れによる廃棄を起こさないような仕入れをし、その分、常時安く販売できるように努力をしています。特にお米パンのような日常品を、作りたてをお待たせなくお送りしているのもそのためです。



夏期休業・・・

2008年8月8日

今週末から来週末まで夏期休業をいただきます。旅行でもしてしっかり英気を養って・・・といいたいところですが、土曜日は工場視察、日曜日は棚卸作業およびシステムメンテとなかなかゆっくりできません。約1週間の休みもスタッフ一同がよりよいサービス、本当に良い新商品を求めてゆっくりとアイデアを蓄える貴重な時間です。

食物アレルギーで当サイトをご愛顧いただいている皆様には、休業中ご不便をおかして本当に申し訳ございません。20日からはリフレッシュしてアレンタウンをスタートさせますので、よろしくお願いいたします。



三洋ホームベーカリーの取扱い開始

2007年7月11日

小麦ゼロ米粉パンミックス粉および、三洋の専用ホームベーカリーの発売を先週より開始しました。弊社は家電店ではないため、販売よりもお客様への情報発信を主な目的としておりましたが、意外なほどのたくさんのお問合せやご注文に驚いています。

最近、郊外や駅前などに大型家電店がどんどん進出しています。大型家電店は、液晶テレビなどの花形製品には詳しい担当者をつけて接客しますが、ホームベーカリーのようなマイナー製品の機能などに詳しい人はほとんどいません。安い価格だけつけておいて、商品情報の収集は消費者自身にまかせるといった販売方法で、ましてや店頭で扱っていない商品などの知識はありません。

かつては、街にメーカー系列の小さな家電店が存在し、店主は顧客の自宅内や家族構成まで把握していました。そしてお客様に合わせた電気製品の提案や説明、設置などもおこなっていました。そのような家電店がすっかり淘汰され、安売り価格だけで大量に売りさばく大型店にとって変わられてきました。

情報や在庫が行き渡っている人気商品については、大型量販店は私たちにとって必要な存在です。しかし、小麦ゼロ米粉パンのホームベーカリーなどについて詳しく情報発信している家電店は存在しません。そのような情報を求めている方々や、高価な米粉パンを買わざるを得ない困っている方々からご興味を持っていただけることは嬉しい限りです。

当サイトの情報をもとに、お近くの家電店でお買い求めいただくのも当サイトの役割だと思います。このような良い製品の存在すら知らなかった方々に、1人でも多くその情報や製品に満足いただければ幸いです。



アレルギー科の存続を

2007年6月29日

5月14日のコラムにて、医療機関の診療科名から「アレルギー科」「リウマチ科」など一部の名称がなくなるという厚生労働省の方針について触れ、また私たちアレンタウンではその方針に反対の立場をとっておりました。

6月27日、アレルギーの患者4団体が、柳沢伯夫厚生労働大臣に同科の存続を求める要望書を提出しました。各団体の代表者は「科がなくなると専門医を見つけにくくなる」と訴え、柳沢大臣は今後、患者や学会の意見を聞いて最終結論を出すとのこと。(日本経済新聞 6月28日社会面より)

専門医を見つけにくくなることは当然ですが、私たちが危惧しているのは、アレルギー分野などに専門性をもつ開業医の質が落ちていくということです。この制度は、広く浅く診療をおこなう開業医のほうが、狭く専門的な開業医よりも得をすることは間違いないため、専門分野をもつ医師の質・量ともに低下する危険性があります。

何れにしても、今の厚生労働省・大臣は年金問題でアップアップ状態。この要望を真剣に議論し検討してもらえるような状況にはないことが気がかりです。



唾液キットで食物アレルギー診断

2007年6月18日

徳島大学の研究チームは、微量の唾液(だえき)や鼻水から、食物アレルギー600種を1~2時間で検出できる微小チップを試作した。

従来は血液20~30μℓ必要であり、「IgE」抗体を調べる場合が多いが、このIgE抗体が少ないにもかかわらず症状が重い患者がおり、「SIgA」 「IgG」などの抗体も調べる必要がある。こうした抗体は唾液や鼻水で調べることができるため、このチップが実用化されると症状に合わせた最適な治療法を選びやすくなる。

また、唾液対応のキットは診療所以外でも、学校給食の前に調べることができるため、利用価値が高いと見られている。現在は協力企業と10月をメドに製造会社を決め、来年4月のサンプル出荷を目指しているとのこと。

【編集者のあとがき】

厚生労働省の調査によると、乳幼児の約1割が食物アレルギー症状にかかっている。血液検査や負荷試験などは患者さんにとって負担の大きいものです。このような検査キットが手軽に使えるようになれば、乳幼児期から体質をこまめに確認して食事の管理がおこなえるようになるため、早い製品化が望まれます。
(情報の出所: 日本経済新聞 6月18日 科学欄)



学校給食 民間会社委託による食物アレルギー対応

2007年6月15日

区営の給食センターから民間給食サービス会社への委託に変更するケースが増えています。全て学校内で調理するため、温かいまま出せるのはもちろんですが、食物アレルギーに対する個別対応をしてくれる会社も出てきています。

東京都練馬区の区立光和小学校もそのひとつ。民間会社のスタッフが約900人分の給食をつくっています。牛乳アレルギーがある児童のためにコンソメスープを出してくれたりしています。会社によっては、ただ代替食を出すばかりでなく、見た目も他の児童のメニューと同じように見えるような工夫をしたりしています。これにより、食物アレルギーを持っている児童も「自分だけ特別なものを食べている」という疎外感を感じなくてすむのです。

自治体の事業は、もっともっとサービスが手厚く、工夫と苦労を惜しまない民間に委託されるべきです。教育以外でも私たちが学校給食などのサービスで学校を選別する目を持てば、光和小学校のような例も増えていくのではないでしょうか。

ちなみに光和小学校がある練馬区は、民間への事業委託により行政をスリム化し、節約した費用で少子化対策などにも積極的で、他の自治体から視察が来るほどです。学校の選別以前に「居住地の選別」という傾向にあるのかもしれません。
(情報の引用: 日本経済新聞 6月12日 経済欄) 



アトピー治療に新手法 東京医科歯科大学などが開発

2007年6月8日

東京医科歯科大学と大阪大学、アンジェスMGの研究グループが、アトピー性皮膚炎の重症患者向けに新しい治療法を開発しました。

炎症を起こす物質の成分を抑える遺伝子のDNA断片を混ぜた軟膏剤を皮膚に塗る方法で、ステロイド剤などでの効果が見られない重度の患者10人で試したとのこと。

1日2回、4週間塗ったところ、全員で赤みなどの症状が半減。かゆみは4割以下に減ったそうである。また、利用をやめても2~3週間効果が続き、副作用もなかったという。

この結果は11日から横浜で開かれる、日本アレルギー学会で発表される予定。アンジェスMGは、既に別のDNAを使う治療薬を臨床試験中であるが、今のところこの薬の臨床試験については未定。
(引用:日本経済新聞 6月8日 テクノロジー欄より)

【編集者のあとがき】

効果についてのデータがわからず、10人の被験者もどのように選ばれたかわからないので現段階で判断はできませんが、学会で発表後、意義ある技術であれば、なるべく早い治験のもとで迅速に製品化してほしいものです。大衆薬ではないため製薬メーカーの利益ベースに乗らなくても、このような分野にこそ国や政府が関わって補助をしてほしいと願います。


間もなく運用? 給食の「学校生活管理指導表」

2007年6月7日

食物アレルギーや、その他のアレルギー疾患をもっているお子さんをお持ちの親御さんは、学校にどのような対応をしてもらっていますか?現在は法的に専門家による手引きや指針がないため、学校側のケース・バイ・ケースでの対応に委ねられているのが現状です。

特に低学年の子供は、服用している持参薬を学校に預かってもらい、給食後に服薬したかどうかという確認や、献立表では発見できないアレルゲンを、給食日の当日に確認してもらうなどの要望は少なくありません。しかし、これらを実施してくれる学校はほとんどありません。万が一、確認を忘れてしまったり、他の事故により確認できなかった場合など、学校側の責任問題になることを避けるためです。

このようなケースでは、親が学校で待機して、毎日確認してあげるしか手立てがありません。

現在、心臓疾患については「学校生活管理指導表」を提出するという手立があります。これは、保護者が医師に記入してもらうもので、体育や課外活動の可否について、症状の重度別に区分けをし、学校に提出するものです。文部科学省の指針でおこなわれており、学校への強制義務はありませんが、医師によって明確に細分化され記入されるため、学校での運用もしやすくなります。

現在、文部科学省では、食物アレルギーやアナフィラキシーに関する「学校生活管理指導表」を作成する取り組みが行なわれています。文部科学省に問い合わせたところ、運用の日程は未定ですが、良いものを早くつくりたいという意向とのことです。保護者にとっては早急な運用が望まれます。
(情報の出所:文部科学省、(財)日本学校保健会)



トランス脂肪酸について考える② 

2007年5月18日

前回のトランス脂肪酸についてのコラムに、たいへん多くのアクセスとご質問・ご意見などをいただきました。新たな情報なども含めて再度この問題について取り上げたいと思います。

少しおさらいすると、トランス脂肪酸は、食品に固さやサクサク感をもたらすために、植物油脂に水素を添加する過程で発生するものです。多くとり過ぎると、血中の悪玉コレステロール値を高め、心筋梗塞を引き起こす確率が高まります。

世界保健機構(WHO)は1日の平均摂取量を2.2g以下に抑えるように勧告しており、日本人の平均摂取量は1.56g、アメリカ人は同5.8gというのも前回お伝えしました。アメリカでは、とり過ぎが社会的な問題となっており、ファストフード店でドーナツやサンドイッチをつくる調理油からトランス脂肪酸を追放することを決めました。マクドナルドや、ケンタッキーフライドチキンでもトランス脂肪酸を含まないメニューを提供しています。

日本では、平均的な摂取量では全く問題ありませんが、子供のとり過ぎが心配です。何故なら、ファストフード1回分の食事には、多い場合トランス脂肪酸が10g以上に達するものもあります。また、お隣の韓国では、子供の摂取量は大人の2~3倍というデータが公表されました。家族でファストフードに頻繁に行く家庭にとってはショッキングな事実です。

一方、食物アレルギーのかたはどうでしょうか?

基本的に、食物アレルギーのかたは、ファストフードはもちろん、外食、惣菜類や、多くの加工食品は食べることができません。しかし、トランス脂肪酸が最も多く含まれているファストフードやスナック菓子を、日常的にほとんど摂取していない生活のため、知らないうちに健康的な食生活を送っているといえます。これは添加物のコラムでもふれた内容とよく似ています。

トランス脂肪酸の代表格と見なされているマーガリンは、トランス脂肪酸が約0.9~1g(食パン1枚に使用8g当たり)含まれています。それ自体は全く問題がないものです。優先順位としては、ファストフードやスナック菓子を減らすことのほうがはるかに効果があります。心配な方はマーガリンの使用量を半分に減らすなどもよいでしょう。しかし、微量しか含まれていないマーガリンやショートニングを拒絶し、大量に含まれているファストフードや外食、スナック菓子を平気で食べている方のほうが、リスクがはるかに高いのです。
(情報の出所および引用: ロサンゼルスタイムズ紙 5月11日記事 日本経済新聞5月12日記事)



2割の「純粋はちみつ」が不適正表示 実は甘味料で加糖

2007年5月15日

はちみつ商品に関する適正表示を推進する社団法人「全国はちみつ公正取引協議会」の定期検査で、規約に違反して人工甘味料などを意図的に混入させたと思われる商品が、過去7年間で延べ120点、検査対象610点の実に約2割に上っていたことがわかりました。
(情報の出所: 5月14日 読売新聞オンラインニュース)

【編集者のあとがき】

純粋はちみつは高価なため、価格競争による製造業者の危機感の表れが、このような事態の原因とされています。しかし、さらなる背景として、社団法人「全国はちみつ公正取引協議会」は「純正はちみつ」に貼ることのできる認定ラベルを、1枚約4円で業者に販売しており、その収入だけでも年間4千万円を超えると思われます。厳重な規制を課すると、この売上が減る為に、ついつい身内に甘いチェック体制になっていたのではないかという指摘があるようです。

オーガニックコットンもアレンタウンが問題提起しているように、出回っているほとんどが、通常の綿が混じっていたり、化学薬剤、化学染料がふんだんに使用されています。これはオーガニックコットンの定義が曖昧で、有機栽培のような明確な基準を設けられていないことが原因です。

合法的な商品の中にも、わずかでも果汁が入れば健康的なジュース(実は合成添加物や合成着色料がほとんど)と誤認してしまいそうな商品などが、日常でたくさん存在しています。多様化していく商品やその製法に対して、健康などを連想させる表記・表示には明確な定義をしてほしいものです。



診療所から「アレルギー科」が消える?

2007年5月14日

厚生労働省は医療機関から専門的な「アレルギー科」「リウマチ科」「心臓血管外科」などの診療科名を廃止し、37ある診療科名を20程度にまで絞り込む方針を固めました。

「医師が1人の診療所なのに、4つも5つも専門分野があるのはおかしい」という疑問に答えるもので、開業医が1人の診療所であれば原則として2つの診療科までしか表記できないようになります。厚生労働省は早ければ2008年から施行するとのこと。
(情報の出所:厚生労働省発表記事 日本経済新聞 5月12日記事)

【編集者のあとがき】

厚生労働省は、専門性が高く分かりにくい科名をなくし、一般の患者がイメージしやすい科名に変更することが目的とのこと。アレルギー科については「内科」「皮膚科」などとなります。

確かに、1人の開業医がたくさんの科名を使い、しかもひとつひとつの診療レベルが低い場合はこのように改定されるべきでしょう。しかし、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などを専門とし、権威ある開業医ですら、この表記がつかえなくなると、困っている一般の患者さんは、ネットや電話帳、あるいは通りがかりなどで発見したり検索する機会が減ってしまいます。

1人について2つの科名というよりも、いかに診療スキルと専門性があるかという基準で分けないと、高度に手広く努力をしている医師が損をし、スキルが低く、狭く浅くしか診療できない医師が得をするという事態となり、本末転倒ではないでしょうか。


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