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「皮膚病・アトピーに効く温泉」などの表記にご注意ください

よく「あそこの温泉はアトピーに効くらしい」などといった噂や評判を聞きます。また、「アトピーに効く温泉」などと温泉紹介をしているようなサイトも見かけます。

アトピーでお悩みの方は、たとえ知人からの紹介でも、安易に試したりしないようにご注意ください。ご自分の判断で試して悪化するならまだしも、その情報をブログや掲示板に書き込むことは、よく考えてからおこなってください。

実は私は、以前仕事で、群馬県太田市にある温泉施設の立上げプロジェクトリーダーをした経験があり、温泉の泉質や効能の本質については、関係省庁や保健所などとやりとりした実務経験がありますので、それなりの知識はあります。

温泉はかなり昔(1948年)に制定された「温泉法」によって定義されていますが、そもそもが非常に曖昧で大雑把なものです。温浴施設はその泉質ごとに定められた効果・効能の表記を認められていますが、その効果・効能は科学的な根拠が乏しく、広い範囲で「まあこんな表記ならいいだろう」というくらいのものです。

その実態をわかりやすくご説明します。

代表的な9つの泉質(単純温泉、塩化物泉、硫黄泉・・・など)のうち、効能表記に「皮膚疾患」が認められているのは実に8つ。つまりほとんど全部の温泉に「皮膚疾患」という表記が認められています。しかし、塩化物泉や強酸性の温泉など、殺菌効果や保湿効果はあっても、肌への刺激が強すぎて、急激な痒みを伴なう場合が多いのです。また、保湿効果も一定時間までで、その後急速に体が乾燥するのも入浴後の特徴です。

刺激が強く、乾燥し、さらに血行が良くなると、急激に痒みが増し、肌は赤くなります。そうなるとアトピーに効くどころか悪化することは目に見えています。温泉施設を運営していると、最も多い苦情のひとつが「肌が真っ赤になって痒くなった」というものです。

温泉法による効果は、あくまで地下深い(一般的に約1000m以上)湧出源泉の状態です。ほとんどの温泉は、加水・加熱の上、循環ろ過をしており(中にはタンクローリーで運んで「温泉」と表記しているところも多いです)、仮に源泉に何らかの効果があったとしても、浴槽内で体感できる効果はほとんどなくなってしまっていると言っても過言ではないでしょう。

よく、入浴を終えたご婦人が「ここの温泉は肌がツルツルになるわね」と話しているのを聞きます。それは泉質ではなく、殺菌のために大量に投入している塩素のせいなのです。これも笑えない事実です。

問題点を整理すると

  1. 温泉法に基づく効果・効能は曖昧で、個別の泉質による科学的根拠に基づいていない。
  2. 仮に源泉に効果があったとしても、浴槽内で実感できる効果は非常に少ない
  3. 効果よりも、肌への刺激などの悪影響のほうが多く出る場合がある。

温泉を湯治目的で利用されている方は多く、そして血行促進や気分的なリラックスにより、多くの方が改善されている事も事実です。しかし、知人同士ならともかく、「アトピーに効く」「皮膚病に効く」などという情報を、科学的な根拠もなく流布している診療所やサイトなどは信用のできないものです。皆様も無意識にこのような情報の出し手にならないようにご注意ください。

(文: 螢宗璽灰狢緝宗|羇檗

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